接頭辞“お”の多様的表現と識別论文_邓景涛

―尊敬、謙譲と美化の表現を中心に

邓景涛

云南师范大学外国语学院 云南 昆明 650500

要旨:接頭辞は接頭語とも言われている。接頭辞とは文法で造語成分の一種。派生詞に属する。複合語の前の方の要素のうち、それ自体は単語として独立することができない。アクセントを調整して、言葉の調子を強め、あるいは新しい意味を持つ単語を構成する。日本語の中にいろんな接頭辞がある。本稿は接頭辞「お(御)」の尊敬、謙譲と美化の多様的表現について簡単に調べてみよう。

キーワード: 接頭辞“お” 尊謙美化 多様表現 識別

「お」は日本語に大事な位置を持っている。御(お)は、日本語の敬語を作る接頭辞である。仮名表記されることも多い。敬語の一つであり、尊卑、上下関係の体現である。名詞、形容詞、形容動詞、動詞の連用形部分と副詞の前に接続できる。尊敬、謙譲と美化などの意味を表す。「お」の漢字は「御」であり、でも[御]は[お] [ご] [おん] [み]などの読み方がある。以下の図を見てごらん。

「御」は四種の読み方があるが、本稿は接頭辞「御」を「お」という読み方だけについて、例を挙げて分析してみよう。

「御(お)」については、歴史的に次のような転化がある。

「おおみ(大御)」が「おおむ」(おおん)「おん」を経て「お」と転じてできた。「御」は本来「車を走らせる」という意味だったが、皇帝に関係する物事に「御」をつけることで敬意を表すようになった。日本ではより一般的な敬語として使われるようになった。本来の意味では漢音の「ぎょ」で読むのが普通である。例:「御苑」(ぎょえん)?「御名御璽」(ぎょめいぎょじ)?「太平御覧」(たいへいぎょらん)。

一、「お」の普通用法

1、名詞に付く用法

① 相手や第三者に対する敬意とともに、相手のもの、相手に関するものであることを表す。例えば:あの方のお帽子

② 丁寧の意を表す。上品に表現しようとする気持ちをこめても用いる。例えば:お茶

2、女性の名前に付けて、親愛感を添える用法

鎌倉時代から江戸時代までの時期における○子型の名は変わらなかったが、一方では、千代女、若鶴女、松女といった旧型の名も見られる。女性名の接頭語としての「お」は、軽い敬称ないし愛称として南北朝時代に始まるが、特に室町時代に増え始まる。おふく女、お今、御さこ、御伊茶などである。

室町時代以降、庶民の女性名は、ほとんどが仮名書きであり、接頭辞「お」が付いた女性名が広まった。原則として、仮名で2音の名に「お」を付け「お○○」(表記はさまざま)の形になる。例えば、(はつ、せん)などである。

「於」「阿」と書かれることもあった。「阿」は本来は「お」とは読まないが、中国語で愛称を作る人名接頭辞「阿」に影響されたと見られている[ 、角田文衛『日本の女性名――歴史的展望』国書刊行会 2006(底本 教育社歴史新書 1980–1988 全3巻)]。

3、動詞の連用形、名詞に付く用法

①「なさる」「になる」「遊ばす」「ください」「いただく」「だ」

などの語を伴い、その動作の主に対する敬意を表す。例えば:

A.おいでなさる B.お世話になる C.お読みあそばす

D.お書きくださる E.お越しいただく F.社長が呼びだ

① 和らげた命令表現を作る。目上には使わない。例えば:

G.お黙りH.早くお入り

② する」「いたす」などの語を伴って、自分の側の動作について、動作の及ぶ相手に対する謙遜を表す。例えば:

I.鞄をお持ちいたしましょう J.先生をお呼びする

4、形容詞、形容動詞に付く

① 丁寧、上品に表現する。例えば:お早うございます。

② 相手や第三者に対する敬意を表す。例えば:

K.さぞおさびしいことでしたでしょう。 L.おきれいえでいらっしゃる

5、皮肉の表現

これは尊敬の表現を裏返しにして、皮肉やからかいの気持ちを表す。例えば:

M.お高くとまっている N.とんだお荷物をかかえこんだ O.おえら方

謙遜、卑下の気持ちを表す。例えば:

P.お恥ずかしゅうございます。 Q.お粗末でした。

二、「お」の特別な用法

1、名詞に付き、物に優しい表現

日常生活で使うものに対する優しさは、接頭語「お」「ご」を物の名称の前に使うことから見える。例えば、「お箸」「ご飯」」「お茶」「お手洗い」「お金」などいろいろある。

「もったいない」の精神は日本人の伝統的な美徳の一つである。日常の使う物に優しく大切にして長持ちにさせるうちに、その物に感情が込もるようになる。そして、「使わせてもらってありがとう」という物に対する感謝の気持ちも湧いてくる。その気持ちを表すために、その名称の前に「お」「ご」という丁寧な言葉を加えるのである。

2、「お」の特別表現

日本語の中に、家族にかかわりの言葉は「お」をつける時と「お」を付かない時、異なる意味を表す。例えば:うちの弟は「弟」と呼ばれて、しかし、「弟」は「お」をつけることで「お弟」になった、自分の弟ではない、他人の弟を表す。

3、「お」と言葉の読み方

日本語の中に、一部分の単語は「お」を付けると、発音は変わっていく。例えば、“腹”、日常の生活に、男性は「はら」と読み、女性は一般に前に「お」を付けて、「お腹」になった、読み方は「おなか」である。例えば

男性:もうお昼だね。腹減った。 女性:もうお昼だね。お腹すいた

4、「お」と語意の逆転

ある一部分単語は「お」をつけて、意味は完全に逆になる。この特別な用法は外国人の日本語学者にとって、あまり分らない。勉強する時、きっと気をつけてください。

留学生王さんは日本友人の結婚式に参加し、披露宴は二時間あまりを行ってあと、急に司会は「みなさまと楽しく祝ってまいりました披露宴も、そろそろお開きの時間が近づいてまいりました。」と言った。この話を聞くと、王さんは全然理解が出来ない。何のことでしょうか、もう三時間ぐらいを経って、どうして「お開き」と言ったの。いくら考えても分からない時に、司会はまた「これをもちまして、○○、○○両家の結婚披露宴はめでたくお開きとさせていただきます。」と言った。これはどういうことだろうか。「お開き」はこの場合で一体どういう意味でしょうか。

動詞「開く」の本義は “あく、あける”、 “広がる”、“店や会議などを始める”などの意味があり、だが、“終わる”なんての意味がない。いくら考えても理解できない。日本友人を聞くと分る。【お開き】は[忌み言葉]の一種であり,披露宴、宴会などのお祝い場合で、人々は [縁起が悪い/不吉利]の[終わる][閉じる]などの言葉がいやがる。だから、[お開き]は終わるなんての言葉を代わる。このようなわざと逆な用法で[縁起が悪い言葉]を代わる用法は[忌み言葉]にいちいち数えきれない。例えば:[梨(なし)]は[ありの実],[するめ]は[あたりめ]と読ばれる。

5、「お」と語意の変化

日本語には一部分単語に「お」を付けることで意味がすっかり変わってしまう。例えば

袋(ふくろ),本義は口の部分だけを残し他を縫い合わせたり張り合わせたりして、中に物を入れるようにしたもの。布.紙.革などで作る。 [お]を付けてから,[お袋(おふくろ)]は「うちの母」という意味になった。母親を親しんで呼ぶ語。古くは、男女ともに自他の母親の敬称として用いた。現在では、主に男性が他人に対して自分の母親を言う場合に用いる。

?ひや、名詞の上について複合語を作り、「冷たい」「暖めていない」などの意を表す。一般に「おひや」と「お」を付けて言うのは冷たい水を表し、「ひや」だけの場合は冷や酒を表す。

このような例は日本語にはいろいろある,例えば:「つり」と「お釣り」、「握り」と「お握り」、「萩」と「お萩」、「数」と「おかず」、「やつ」「おやつ」など。

6、「お」と一体化になる言葉

ある接頭辞と単語を結んでからもう一体になっていた、接頭辞と呼ばれていない。「おむつ」。「むつき」の略。意味は赤ちゃんの尻に当て、大小便の汚れが衣服に付かないようにする布や紙である。おしめとも言う。「おむつ」「おもちゃ」の「お」は省くことができない。「むつ」「もちゃ」なら通じない。「置物」の「お」を省くならば、「きもの」になっていた。「きもの」という言葉があるが、意味はまったく変えた。

7、同音化

「お」の付く同音義語を同じアクセント.イントネーションで発音で、間違えやすい言葉が少なくない、勉強する時、注意してください。

お鼻とお花、発音は同じ、意味は全然違う

お乳とお父、「父」を丁寧に言うために「お父」と言えそうだが、実はこのような言い方はしない。これは誤りである。「おちち」と聞くと、すぐ「ちしる」を思い出す。

お席とお咳、発音は同じであり、意味は全然違う。

8、外来語と「お」づけ

「お」は外来語の前に付けるなら、普通は「お」と読み、「ご」ではない。例:

おビール、おソース

むすび

接頭辞“お”の多様的表現といえば、主に尊敬、謙譲と美化との三種類であるが、初心者にはそれを識別しにくい。本論はその「お」について、尊敬、謙譲と美化の表現を中心に、「女性の名前に付けて、親愛感を添える用法」、「丁寧、上品表現」、「皮肉の表現」、「物に優しい表現」、そして、「おの特別表現」、「おと言葉の読み方」、「おと語意の逆転」、「おと語意の変化」、「おと一体化になる言葉」、「同音化」など、具体的な例をあげて、比べてみた。

上述のように、接頭辞「お」の用法がまたいろいろある。本稿に挙げられた例はその全てではないから、これから「お」にかかわる他の用法について、まとめて整理してみたい。参考文献:

1、徐明淮 . 接头词【御】的读法及用法「J」. 解放军外国语学院学报. 1981第1期

2、刘笑明 . 日语接头词、接尾词「M」. 南开大学出版社 . 2014年1月

3、彭飞 任川海. 88人畅谈学地道的日本「M」. 大连理工大学出版社. 2012年2月

4、田保愛明. 研究誌うんなん第一号「M」.雲南日本語教育研究会. 2012年11月

5、スーパー大辞林3.0「Z」. 三省堂.  2010年

6、角田文衛. 日本の女性名―歴史的展望. 国書刊行会. 2006(底本 教育社歴史新書 1980–1988 全3巻)

论文作者:邓景涛

论文发表刊物:《文化研究》2016年2月

论文发表时间:2016/7/22

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